ひととき

まだ誰もいない早朝に独り
挽いたばかりのコーヒーの香りに包まれて・・・
何とも贅沢な時間をとる

ゆっくりと・・・
と、いきたいのであるが
今朝は少し気分が張り詰めて・・・

は、オーバー

持ち込んだのは、焙煎中の豆の温度変化をグラフにする
計器を取り付けて焙煎した始めてのコーヒーである
今までと何も変わったことをしたコーヒーではないのであるが
味の隅々まで集中したくて、客観的とか主観的とか
じゃなくて、味の臨場感とでも言えばいいのか
店で自分が出している味をみたくて客席で味わう

同じコーヒーでも、飲む場所、飲む時間、淹れる人のドリップのタイミング、
湯温、ミル、コーヒー粉の粗さ、水等、条件を挙げて行けば幾らでも考えられるが
そんな、こんなと考えながら・・・でも
お客さまはそんな事考えながら飲む方っていないんだと気づく

もっとも大切なファクターを忘れていた
気持ち!なんだと

急にリラックスして店から帰ってきて、また焙煎室にこもる
独り善がり