シンプルになって

今日も焙煎室は途轍もない室温。
ねじり鉢巻で・・・
だるまストーブにあたっている状態と言うのがピッタリだなぁ~~
岩盤浴だ~~~と、独り言。

スポットクーラーの風が空しく聞こえています。

国産の焙煎機にはデジタル温度計が付いていて豆の温度と排気温度を正確に表示します。
かたや今使っているアンティクなプロバット焙煎機にはアナログの非常に疑わしい温度計が一つだけ。
今日のように室温40度近くになると一釜目を煎り上げて、火力を落としても
そのまま220度を維持したまんまで指標にする筈の温度計が逆に目障りになって
自分の体内温度計(と言うのが在るのかは定かではないが)を頼りに五感を働かせて焙煎していく作業が続く。

国産の焙煎機では、このガス圧で煎っていくと、183℃の豆温で1ハゼを迎えるコロンビア、
そこから何分で206℃の2ハゼになり・・・煎り止めは何度で、何分掛る・・・
と、工程をある程度管理できるのがあたり前になってて・・・
しかし、必然的に五感は衰え、コーヒーの味までも管理できると勘違いするようになっていた自分。

コーヒーも自然、シンプル 焙煎もシンプルが一番
人間も自然でありシンプルなんだ・・・と。

わかったような、わからないような納得をしながら・・・
焙煎を楽しむ、あそぶ。