モンテアレグレ農園より

久しぶりの四方山話です。今日はこの夏、最高気温を記録したとか。
焙煎室も沸騰?寸前です。今年、ブラジルの日陰干しをオーダーしている『モンテアレグレ農園』からレポートが届きました。

 

モンテアレグレ農園は、大きく3つのセクションに分かれています。この中で一番起伏があり、スペシャルティコーヒー向けに栽培しているのが【セクションC】で、この【セクションC】中で最もコーヒー栽培に一番適したエリアにイエローブルボンが植わっています。

今年(06/07クロップ)は昨年度10月の開花が大きく1回であったためにチェリーの熟度が一定化しており、収穫期の降雨が例年よりも少ない為に甘味とコクのバランスが優れたチェリーの収穫が可能となりました。またこうして収穫されたチェリーは屋根付きアフリカンベットでゆっくりと乾燥し、理想的な日陰乾しで商品化していきます。

乾燥中は絶えずチェリーの状態を見ながら乾燥のムラを無くし、昼夜の気温差が大きい為に夜間は一度麻袋に入れて翌朝また麻袋から出す作業を行なっています。今年は6月末から乾燥を始めましたが、例年に無い朝晩の気温低下により時間をかけて作ることが必要となりました。

「乾燥工程は、気候にも依りますが全体で15日-22日程度です。」
「ちょうど今頃乾燥が完成したくらいと思います。」
「その後、トゥーリャ(木のサイロ)で約60日間寝かせて熟成させます。」

開花の一定化、チェリーの熟度、乾燥の長時間化などコーヒーの味を作る品質には最高の年になったと感じています。

「その後、選別精製、船積みとなりますが、おそらく10月ないし11月積みになると思います。楽しみです。」