Laboセミナー報告<5/26開催/講師:三木和彦氏>

5月26日(火)

石光商事株式会社・神戸コーヒーチームリーダーの三木和彦氏を
講師にお迎えし、LABO第二回目のコーヒーセミナーが開催されました。
たくさんの方のご参加どうもありがとうございました!

インドネシアを最もよく知る商社マン、人呼んで【マンデリンマン】。
この国、このコーヒーを語るには三木さん以外はいないだろう!!
とマスターからの紹介を受け、
「インドネシアについて、しかもスマトラ・マンデリンについて
たっぷり2時間もお話できるなんて自分にとってとても幸せな事です!」と
ほほ笑む三木さんからはマンデリン愛とでも言いましょうか、
心底マンデリンに惚れ込んでいる様子が伺えました。

 

壁には見慣れないインドネシアの地図とスマトラの地図が貼られ、
LABOの雰囲気がいつもより少しエキゾチックに感じられました。

地図上の距離よりもっと遠くに感じていたインドネシアですが、
「関空をお昼に出ると、シンガポール経由で
夜ご飯には間に合う時間に付くよ。」と教えて下さいました。

インドネシアの地理、文化、宗教から始まり、
コーヒー豆の採れる地域、マンデリンの語源、
作り方や独特の流通経路など、多方面からお話を伺うことができました。

たくさんのお話の中で一番印象深かったのは、
コクや深み、スパイシーでフルーティ・・・といろいろな面を持ち合わせ、
【複雑】とされるマンデリンの味わいを
三木さんが【人間的】と表現されたことです。

収穫期と雨季が重なるという環境において、
2回乾燥させるというスマトラ独特の精製法や、
様々な必然と偶然が複雑に絡まり合って
あの神秘的な味わいになるのだと思うと、
もっともっとマンデリンの事を知りたくなるのでした。
なるほど本当に人間的だなぁ。

三木さんが一番好きな風景だという
【ハンドピック】の仕事風景を集めた
スライドショーを見せていただきました。

集中して黙々と豆を選別していく。
単調だけれど、単調だからこそその
手作業の美しさに魅入られるのも納得です。

その後の懇親会では、
「最近のインドネシア国内ではどれくらいのスマトラ種が残っているのでしょうか?」
「集荷業者は個々の農家での乾燥度合いで買い付けの値段を変えますか?」
などの専門的な質問にも1つ一つ丁寧に答えて下さいました。

最後に参加者全員に今日のセミナーの参考資料を
まとめたCD-Rを配っていただき、
写真がどれもとても素敵だと感動していたカブは
本当に嬉しい限りです!

以前訪れたインドネシアに想いを馳せる方、
一度スマトラに行ってみたい!と目を輝かせる方、
マンデリンがもっと好きになったと嬉しそうに話す方、
たくさんの笑顔に触れ、とても幸せなセミナーとなりました。

三木さん。お忙しい中本当にありがとうございました!
セミナーに参加していただいた皆様もありがとうございました!

カブ