焙煎プロセスの修正と結果

3月から多忙を極め、焙煎機もフル稼働をしていたが連休も終わり、久しぶりに焙煎室に篭り、
焙煎プロセスの再々再々・・・修正と結果を検証する。

ペーパードリップとエスプレッソマシンの味の出方が違う。
ペーパードリップでは、この焙煎工程でベストなものが、
エスプレッソでは思っていた味に成らないのが常である。

勿論、ブレンドの配合、エスプレッソマシンの調整、
タンピングの調整、ミルの調整等々、一つずつ検証して、
それでも目的の味に成らなければ
豆と焙煎へと思い巡らす。至極の一杯のシングルを想像して・・・

要は趣味?の焙煎と言ったところ。オタクの時間。楽しい時間である。

200度に保たれた回転ドラム(焙煎機の熱せられた釜、豆を入れ、煎るところ)に
生豆を投入し、200度あったドラムの温度が投入後、3分程で最低温95度前後に落ちる。
それを中点と呼んでいるが、
その時のダンパー(熱量の調整と排気の機能をする弁)開度と
投入時の温度をミリ単位、1度単位で検証する。
その日の気温は織り込み済み・・・

私のマシンは、火力調整が3段階しかない。
パイロットバーナーと3列あるバーナーの1列を点けるか
3列を点けるかである。至ってシンプル。

ダンパーに至っては、目盛りも何も無い。

豆の事を知り尽くさないと煎れないマシン?
マシン自体、奥行きがあり、人間が色々と遣る必要が無い調整されているマシン?

コーヒー(自然)とはシンプルなもので操作したように、味は成るのである。

ほんと難しい。そして楽しい。

至極のシングルを~~!私に下さい!!
エスプレッソの場合、焙煎後2・3週間後が旨い。
待てそうにない。

いい時間でした。

*写真:マンデリン・馬づらのチェリー