やっとグローバル化の終えんです・・・

皆様、明けましておめでとうございます。

2009年、強引に引きずられてきたグローバルスタンダードがここに来てやっと終えんをむかえようとしています。
20世紀の負の遺産と言っても言い過ぎではないと・・・少し言い過ぎですかね。

私が言うのは、勿論、コーヒーの話です。

たとえばブラジル、つい先日COE(カップオブエクセレンス)生豆のコンペです。
Processing System(精製方法)全てがPulped Natural。
勿論、最良の方法を追い求めた結果、技術革新の結果、Pulped Naturalと言うのであれば理解できるのですが、
しかしこれは、市場主義の最たるものです。
昔からブラジルはNaturalの代表豆でした。
果肉を付けたまま天日に干す。
優しい口当たりと、甘味、ブレンドに使ったときの包容力、これがブラジルの個性です。
半年で味がくたびれてしまう(計時変化)ような事もありません。
個性を打ち消していくのが、グローバル化の欠点であることは言うまでもありません。

他の生産国然りです。

その国には、その国の味の良さがあるから買うと言う、あたりまえの事があたりまえに出来なくなるなぁと、危惧しておりました。
今年から、昔には帰らなくても徐々に個性を取り戻したコーヒーに巡り合える機会が増える事を楽しみに…と、
とっても難しい昨日の夢でした。

2009年が皆様にとって、いい年になりますように!