ブラジル イピランガ農園の訪問

イピランガ農園乾燥場

2年ぶりにブラジルミナス州の『イピランガ農園』に行っておりました。
今年はブルボン種の表作であり、当店のブルボンオーガニックの買い付けのためです。
関空からバンクーバーへ、国内便に乗り換えトロント、そしてブラジルサンパウロまでトランジットも含め凡そ30時間、
南ミナスまで400キロ5時間ほどの長旅です。

『イピランガ農園』は南ミナスでは最大の作付け面積を誇るコーヒー農園ですが、
オーガニック栽培の為、通常の栽培では、30,000俵の収穫を見込める農園でありながら
今年も精製前9000俵の収穫しかありませんでした。

如何にブラジルでのオーガニック栽培が過酷であるかを物語っております。

ブルボン種のオーガニックは唯一『イピランガ農園』だけのものです。

認証を受けている他の農園も今回訪問させていただきましたが、オーガニック栽培とは名ばかりの農園であったり、
作付けされている品種がハイブリッドだけであったりと、満足のいくのもではありませんでした。

当店はオーガニックありきでコーヒーを探したのでは無く、旨いブラジルコーヒーを探して行くと『イピランガ農園』ブルボン種に出会ったという経緯があり、コーヒーの栽培条件、精製の充実等、どれをとっても欠かすことの出来ない条件が揃った農園であることが際立った今回の訪問でした。

南ミナス スルーミネイラ精製工場カッピング風景