● フランカ(Franca)~バルジニア(Varginha)
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ヴィオラ農園(Fazenda Viola)
農園主; カルロス ペリセさん(Carlos Pellicer)
エリア: ミナスジェライス州
標高:900~1000メートル
面積:2,200ha
精選方法:ナチュラル、セミウオシュド、ファーメンテッド
乾燥方法、天日乾燥(一部)、機械乾燥。尚、今後全て機械乾燥へ切り替える予定だそうです。
肥料:有機・ミネラル肥料のみ使用、化学薬品は不使用。
認証等: オーガニック認証取得を検討中、5Sシステムを導入済。
法人化した農園は、コーヒー関連の倉庫・事務所・施設・農園含め42カ所です。
農園主のカルロスさん(今回はお会いできなかった)は1世代目の農業技師で、昔父親が務めていた農園を1986年に買い取り、その後周辺の農園を購入し拡大、現在では2200haある大きな農園です。
カルロスさんは自分の名前を全面に出すのではなく、スタッフみんなで作っているということをアピールするコーヒーを作っていきたいという考えの持ち主で、コモデティコーヒー、スペシャルティコーヒー共に取り扱っており、コモディティを「Viola」、スペシャルティを「MIO」というブランド名で販売しています。
イギリスがメインの販売先であり、生産量全体の50%をイギリスへ輸出し、50%出資の合弁会社のロースターがありそこ向けに販売をしています。
農園はかなり近代的で、システム化されており、トラクターなどの機械や、作業者個々の動きをリアルタイムで把握し稼働状況などが確認できます。
蓄積された過去のデータや天気予報などの情報を参照し、いつ(日時)に誰がどの工程を行うのかなどをコンピュータが的確に指示し、徹底した無駄を省くことが可能です。
またスタッフ1人1人の動きも管理されているので、誰がいつどの列の樹から収穫したチェリーなのかわかるレベルまでのトレースを取ることも技術的には可能ではあるとのこと。
昨年は16,000袋収穫したが、販売できないレベルの物は10袋にとどまりました。これは徹底した上記システムによる徹底した工程管理の結果とのことです。
これには驚きをもっていたが、未熟豆だけでできたコーヒーをカッピングさせていただき、改めて納得。遜色がない。
先進の技術力をもって、極力ロスを少なくするこれからの農業に必要な取り組みです。
農園の40%は灌漑設備があり、有機肥料を混ぜて水を散布しています。オーガニック認証はないが、今後取得するかどうかを現在検討中。
2名の珈琲博士が在籍しており、農園内の巡回、確認や新たな取り組みなどを研究しています。
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クーパマ(Coopama)訪問
業態:農協
設立:1944年
本部:ミナスジェライス州マチャド
拠点:9カ所
加盟農家数:3,700家族
生産量:昨年270,000袋、今年は330,000袋の見込み
輸出:2021年より開始。現在21か国へ輸出。昨年は全生産量の20%が輸出されており、今年は30%が輸出される見通し。(日本向けは実績がないようである)
ミナスジェライス州南部の農業関連産業の発展に貢献し、協同組合員にインフラや技術支援を提供。
常に協同組合の原則と環境問題に配慮し、持続可能性ポリシーによって課されたパラメータを厳守していることが評価されています。
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ジャンガダ農園(Fazenda Jangada)
農園主;イヴァン・サンタナさん
エリア: ミナスジェライス州カーボベルテ地区
標高:1,150メートル
栽培品種: レッドブルボン、イエローブルボン、イエローカツアイ、ムンドノーボ。今後アララやゲイシャを植えることを検討中。
製選方法:ナチュラル
ジャンガダ農園の生産責任者イヴァン・サンタナさんは、幼い頃からコーヒーと深い縁を持っていました。ミナス地方の農園で働く母のもと、11歳の時に母から手ほどきを受けながら初めてコーヒーの木を植えた経験は、彼の人生を方向づける原点となったそうです。
13歳で母に勧められ学業に専念し、農業技術者として卒業。その後、大手スペシャルティコーヒー会社で研鑽を積み、品質や生産の知識を深めました。
やがて自らのコーヒーを生産する夢を抱き、小さな土地を借りて挑戦を開始。彼ら家族の努力が実り、ついに最初の土地を購入した時、それは偶然にも、彼が11歳の時に初めてコーヒーを植えた思い出の農園であったそうです。
お母さまは、感激の涙を流し、彼も運命の巡り合わせを強く感じたといいます。
その後も決して順風満帆ではなく、多くの困難が待ち受けていましたが、品質への飽くなき追求と徹底的な研究を続け、現在ではジャンガダ農園を高品質なコーヒー農園へと育て上げました。
この農園があるカーボベルテ(Cabo Verde)地区はブラジルでは珍しい火山性の土壌の土地で、スペシャルティコーヒーの生産に適した土壌です。また、山の斜面に農園があるため、機械は使えず全て手作業で収穫などを行っています。
昨年から弊社がこの農園のレッドブルボンを使っており、この農園訪問、イヴァン・サンタナさんに会うのが目的の一つでした。
お会いして直ぐに、ご自宅でコーヒーとポン・デ・ケージョ(チーズパン)をいただきました。
コーヒーもピュアでおいしい。それもそのはず、ブラジルでの今年の焙煎のチャンピョンに選ばれ、その副賞にいただいた焙煎機で焙煎したコーヒーでした。焙煎機がピカピカに輝いていたのは、なんとも誇らしく、私も嬉しい気持ちになりました。
私の持参したレッドブルボンを棚に飾っていただき、『私のトロフィーです・・・』と、なんとも嬉しいお言葉。
出会いとはそういうものです。
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レカント農園(Fazenda Recanto)
農園主:アフラニオさん(Afranio Paiva)
エリア:ミナスジェラス州マチャド
標高:1,100メートル
栽培品種:アララ、ブルボンアマレロ、レッドブルボン、ムンドノーボ、ゲイシャなど
精選方法:ナチュラル、パルプドナチュラル、ウオシュド
乾燥方法:天日、ドライヤー
認証:RA、QProcess等
● 農園の取り組み
環境保護など積極的に取り組んでおり、コーヒー栽培エリア180haに対し、自然保護のための森林が180haあります。
自然を壊さず、昔ながらの作り方を保ちつつ新たな取り組みなども積極的に取り入れています。
また、農薬を使わない栽培も行っています。
以前は、発酵槽に水を入れての発酵を行っていましたが、できるだけ水使用量を少なくするために、ドライファーメンテーションを採用しているそうです。ドライファーメンテーションは酸味、甘みが強いため、顧客からの評判も良いようです。
● その他の取り組みについて
精選は現在パートナーに依頼しているが、現在精選工場を工事中。
今回の訪問は、予定より大幅に遅れて到着した(夕方に到着)ため、到着後大雨となり、農園や精選設備まで移動が出来なくなりました。
カッピングルームでのカッピングと、短時間での質疑応答となったのが大変残念です。












































