TOKUSHIMA COFFEE WORKS

コーヒー旅行記「マンデリン・ミッション2010」

2010年1月にインドネシア・スマトラ島を訪ねた際の写真をまとめました。
各写真をクリックすれば、大きな写真が表示されます。

インドネシア・スマトラ島、マンデリンミッションのご報告

今回は神戸マツモトコーヒー代表松本さん、ヒロコーヒー代表山本さん、そしてインドネシアのコーヒー関連では知らない人はいない石光商事の三木さんと私の４人でのミッションです。何回かコーヒー生産地にご一緒させていただいたメンバーでもあります。

●１月１０日（日）

関西空港からシンガポールを経由してスマトラ島メダンへ、時差２時間。
８年ぶりのインドネシア視察旅行である。
５星ホテルが３箇所、走っている車のほとんどがトヨタ車、バイクが増えたのに驚く。
相変わらず縦横無尽？に走る車、バイク、人には今回も圧倒される。
セキュリティーの非常に厳しい『JW マリオットホテル』に泊。

●１月１１日（月）サリマクムール社訪問（午前）

日本、アメリカ等、消費国で注目されている近代的な設備の輸出業者である。社長に表敬訪問後、さっそくカッピングを行う。産地別、精製別。マンデリンでナチュラル、パルプドナチュラル、ウォシュドという精製をすること自体が新しい取り組みである。従来からのマンデリンはスマトラ式（日本で）と言われている。
またハンドピックによる不純物の除去工程もマニュアル化されている。

(1)リントン・マンデリン……独特な香りがあり、滑らか。印象に残る味わい。
(2)アチェ・タケンゴン・マンデリン……クリアで洗練された味わい。当店のトバ・ブルーもタケンゴン産
(3)シディガラン・ロングベリー……バターのような香りと旨みを感じる。数量が限られている為、購入できるかは未定
(4)ナチュラル……赤ワインのような香りがあり、滑らかさと香りが特徴。当店のマンデリンナチュラル
(5)パルプドナチュラル……バランスが良い。個性が若干弱い
(6)ウォシュド・マンデリン……スッキリとしている。酸味は思っていたよりも少ない。

午後よりメダンを経ちパラパット、トバ湖の湖畔へ。

途中、行列のできるパン屋さんに寄る。焼きたてのパンにキャラメルソースをたっぷりと挟んだものをリクエスト。８年前もいただいたもの。太りそう。

トバ湖のリゾートホテル、『ナイアガラ』宿泊。海産物と野菜のしゃぶしゃぶと雑炊をいただく。インドネシアの食事は、ナシゴレン（焼き飯）ミゴレン（焼きそば）が有名であるが、しゃぶしゃぶもあっさりとした味で全く違和感がない。美味しい。

●１月１２日（火）

リントン産地視察。昔ながらのマンデリンに出会う。

午後からシディガランに移動。昼ごはんは、ナシゴレンの弁当、トバ湖を満喫する。

サリマクムール社のワハナ農園に移動。種苗床、農園、精製工場を見学。苗床にはおよそ３００，０００本が育てられている。農園のコーヒーノキも旨いコーヒーの採れる条件と言われている、シェードツリー（風よけ、雨よけ、日光よけ等の役目をする木）でしっかりと保護されている。マメ科植物のラムトロ、テプロシアが植えられている。コーヒーノキの幼木と成木で使い分けている。パティオ（屋根付きサンドライ）も素晴らしい。雨の心配がない。
精製ラインも見学する。工場で働くスタッフの笑顔がいい！消防車、診療所も完備。認証コーヒーの取り組みも始めている。

ワハナ農園ゲストハウス泊。